『難民研究ジャーナル』第10号発刊のお知らせ

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機関誌『難民研究ジャーナル』第10号を2021年3月15日に発刊しました。
第10号の特集は「難民研究の意義と展望(The Significance and Perspective of Refugee Studies in Japan)」です。

内容情報

「難民研究は難民のため(for refugee)になりえているか」、「日本で難民研究をすることの意義とは」への問題意識を背景に、憲法学、国際政治学、社会学、人類学、哲学・倫理学の分野から5人の執筆者を迎え、難民研究の意義と展望について考察します。

目次

 ●特集論文

  • 序論―難民研究の意義と展望/久保忠行(大妻女子大学(文化人類学))、阿部浩己(明治学院大学(国際人権法))
  • 憲法と難民保護―憲法上の庇護権の根拠規定と内容/近藤敦(名城大学(憲法、国際人権法、移民政策))
  • アメリカと難民/大津留(北川)智恵子(関西大学(アメリカ政治・外交))
  • 「違う世界に住む」他者と共生するために―オーストラリアの庇護希望者政策と多文化主義をめぐる省察/塩原良和(慶應義塾大学(社会学・多文化主義研究・オーストラリア社会研究))
  • 難民研究における人類学的アプローチの効用 ―スウェーデンとドイツのアラブ系移民/難民研究の事例から/錦田愛子(慶應義塾大学(中東地域研究、人類学、政治学))
  • 難民の哲学―定義や条文解釈をめぐる議論に何が欠けているのか/小手川正二郎(國學院大学(哲学・倫理学))

 ●投稿論文

  • 世論調査の実施方法が作り上げる日本の難民受け入れに関する「世論」/村上奈緒(法政大学国際文化学部2017年度卒業(国際文化学))

 若手難民研究者奨励賞 成果論文・報告

  • [論文]イスラーム都市論からみる難民居住―ヨルダンにおけるシリア難民の事例から/佐藤麻理絵(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教(中東地域研究、国際政治学))
  • [論文]難民支援と信仰を基盤とした組織―北部ウガンダにおけるクク人とスクリプチャー・ユニオン/飛内悠子(盛岡大学文学部准教授(人類学・アフリカ地域研究))
  • [報告]海外に渡った福島原発事故避難者の難民性について―環境正義の視点からの検討/若松亮太(モナッシュ大学(Monash University)博士課程(社会学、日本研究))

 ●通年報告


『難民研究ジャーナル』第10号 特集:「難民研究の意義と展望
定価:2,420円(税込)
B5版、164ページ

→ご購入はこちら(出版社「現代人文社」のサイトへ)

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◆その他、ご購入に関するお問い合わせは、難民研究フォーラム事務局(info@refugeestudies.jp)までお願いいたします。

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