難民研究フォーラムは、機関誌
『難民研究ジャーナル』第5号を2015年12月28日に発刊しました。
第5号の特集は「補完的保護(Complementary Protection)」です。
『難民研究ジャーナル』第5号 特集:補完的保護(Complementary Protection)
定価:2,200円(税込)
B5版、160ページ
(右上の「紙版をご注文」からお手続ください)
◆その他、ご購入に関するお問い合わせは、難民研究フォーラム事務局(info@refugeestudies.jp)までお願いいたします。
第5号 目次
特集: 補完的保護(Complementary Protection)
▼論文
補完的保護の理論枠組の批判的検討―その国際的保護における位置づけ、アクセスおよび審査方法をめぐって/山本哲史(名古屋大学大学院法学研究科(国際法))
「補完的保護」論の「補完」性―難民法史における再定位の試み/加藤雄大(東北大学大学院法学研究科博士課程(国際法、難民法))
▼報告
補完的保護の概念化と主要判断要素/有馬みき(神奈川大学法学研究所(国際人権法、難民研究))
日本における難民認定と人道配慮の位置付け―実務的側面から/熊澤新(行政書士)
日本における補完的保護のこれまでと今後―難民認定制度に関する専門部会の提言を題材として/浦城知子(弁護士)
▼投稿報告
日本における北朝鮮難民(脱北者)の実態/宮塚寿美子(國學院大學栃木短大講師(政治学、朝鮮半島地域研究))
▼若手難民研究者奨励賞成果論文・報告
教育からみるシリア難民の生活とコミュニティ―トルコおよびヨーロッパにおける社会関係資本の比較/山本香(大阪大学大学院人間科学研究科・日本学術振興会特別研究員(難民教育、教育社会学))
事実上の長期化無国籍難民にとっての、もう1つの解決法としての留学―インドの亡命チベット人社会から来日した留学生の事例/三谷純子(東京大学大学院総合文化研究科博士課程(人の移動、文化人類学))
大量難民流入における難民保護と国家の安全保障の衝突―ケニアのダダーブ難民キャンプでのソマリア難民保護を事例に/土田千愛(東京大学大学院総合文化研究科修士課程(国際社会科学・難民研究))
▼通年報告
2014年日本の判例動向
2014年難民動向分析―日本―
2014年難民動向分析―アジア―
2014年難民動向分析―世界―
公開シンポジウム「シリア難民から考える日本の補完的保護」報告
国際シンポジウム「無国籍者とノン・シティズン:ラトヴィアとの対話」報告
文献紹介―日本―
文献紹介―海外―
2014年難民関連文献一覧