難民研究フォーラムは、機関誌として、
『難民研究ジャーナル』第2号を2012年11月26日に発刊しました。
第2号の特集は「難民『保護』を考える」(Reflections on Refugee Protection)です。
これまで日本では、難民研究を専門とした研究誌の前例がなく、
個々の研究者が各々の研究の発展を共有する場が乏しい、という課題がありました。
そのような状況の中、難民研究フォーラムは
難民専門の機関誌として、『難民研究ジャーナル』を創刊しました。
難民研究ジャーナル』第2号
特集:難民「保護」を考える(Reflections on Refugee Protection)
定価:1,980円(税込)
B5版、127ページ
(右上の「紙版をご注文」からお手続ください)
◆その他、ご購入に関するお問い合わせは、難民研究フォーラム事務局(info@refugeestudies.jp)までお願いいたします。
第2号 目次
特集:難民「保護」を考える(Reflections on Refugee Protection)
▼論文
‐ 続・日本の難民認定制度の現状と課題/関聡介(弁護士、成蹊大学法科大学院)
‐ 日本における難民のソーシャルワーク研究の到達点 -アサイラム・シーカーズを中心に/森谷康文(北海道教育大学)
▼講演録
‐ 遍在化する境界と越境する人間たち -監視統治の深まりと難民認定手続きの地平/阿部浩己(神奈川大学法科大学院)
▼報告
‐ 日本における難民訴訟の成果と課題/杉本大輔(全国難民弁護団連絡会議事務局)
‐ 滞日難民申請者の脱貧困をめぐる困難と葛藤 ‐ソーシャルワークの現場から/古藤吾郎(特定非営利活動法人難民支援協会職員、ソーシャルワーカー)
‐ 韓国における難民法の制定過程、内容、残された課題/イ・ホテク(LEE Ho-Taeg)(pNan(韓国NGO)事務局長)/訳:松岡佳奈子(韓国延世大学大学院政治学科博士課程)
※オリジナルの英語論文はこちらからご覧になれます。
The original English article can be found here : Article of Ho-taeg Lee(1109).pdf
‐ 東アジア諸国における難民保護をめぐる動向/ブライアン・バーバー(Brian BARBOUR)(アジア太平洋難民の権利ネットワーク(APRRN)東アジア分科会代表)
※オリジナルの英語論文(2013年改定版)はこちらからご覧になれます。
The original English article(revised 2013 version) can be found here:
Brian Barbour, “Protection in Practice – The Situation of Refugees in East Asia.pdf“
‐ 迫害と保護 EUにおけるジェンダーと庇護/ジェーン・フリードマン(Jane FREEDMAN)(パリ第8大学、ユネスコ)/訳:工藤晴子(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員)
※オリジナルの英語論文はこちらからご覧になれます。
The original English article can be found here :
Jane FREEDMAN, “Persecution and Protection: Gender and Asylum in the European Union“
▼通年報告
2011年日本の判例動向
海外判例評釈
2011年難民動向分析―日本―
2011年難民動向分析―世界―
カナダにおける改正難民法(C-31)の問題点
文献紹介―日本―
文献紹介―海外―
難民関連文献一覧