『難民研究ジャーナル』第9号発刊のお知らせ

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難民研究フォーラムは、機関誌『難民研究ジャーナル』第9号を2020年3月25日に発刊しました。
第9号の特集は「紛争と難民-コンゴ民主共和国から考える(Conflicts and refugees : Democratic Republic of the Congo(DRC)」です。

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●内容情報
近年、紛争や暴力、迫害により移動を強いられる人は、世界で増加している。2018年には、その数は史上最大の7080万人にもなった。これらの人々の出身国には多くのアフリカ諸国が含まれるが、その中でも、紛争が続くコンゴ民主共和国(DRC)からの難民の数は多い。2009年以降毎年40万人を超え、2018年には85万人にも及んだDRC難民を取り巻く状況から、紛争と難民の問題を考える。


●目次
[特集]
・企画趣旨/難民研究フォーラム企画編集委員会
・<論文>コンゴ民主共和国の歴史と紛争―難民発生要因の見取り図/武内進一(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター/日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所(アフリカ研究・国際関係論))
・<論文>コンゴ民主共和国における鉱物採掘と紛争―資源とくらす人々/華井和代(東京大学(国際協力学))
・<論文>南アフリカ共和国における難民受入れの現状と課題―コンゴ民主共和国出身者の実態を中心として/佐藤千鶴子(日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所(南アフリカ政治社会研究))
・<報告>ノーベル平和賞受賞デニ・ムクウェゲ医師来日講演会―紛争下の性暴力発生の構造的要因と根絶に向けた実践/難民研究フォーラム事務局

[投稿論文]
 ⽶国の難⺠認定⼿続におけるDV被害者の位置付け―トランプ政権下での展開に注⽬して/中山弘子(ニューヨーク州弁護士(米国法))

若手難民研究者奨励賞 成果論文・報告]
・タイにおけるミャンマー避難民・移民支援と武装勢力―シャン人武装勢力RCSS/SSAと隣国で活動するNGO/CSO/岡野英之(近畿大学(文化人類学、武力紛争論))
・スペクタクルとしての難民演劇―現代ドイツ・ハンブルク公共劇場による難民問題関与に関する一考察/北岡志織(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程/日本学術振興会特別研究員(ドイツ文学))
・パキスタンにおけるアフガニスタン人難民の社会統合―難民の社会統合に関する一考察/佐藤滋之(早稲田大学社会科学研究科(国際関係論、難民研究))
・「難民のため」の支援とその課題―イタリアの民間難民施設の隔離と支援=管理メカニズム/山田光樹(ヴェネツィア大学(Università Ca’Foscari Venezia)人文科学研究科(難民研究、人類学))

[通年報告]
・2018年日本の判例動向
・海外判例評釈
・2018年難民動向分析ー日本ー
・2018年難民動向分析ー世界ー
・2018年無国籍動向分析
・2018年難民関連文献一覧


『難民研究ジャーナル』第9号 特集:「紛争と難民-コンゴ民主共和国から考える」
定価:2,420円(税抜)
B5版、178ページ

→ご購入はこちら(出版社「現代人文社」のサイトへ)

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◆その他、ご購入に関するお問い合わせは、難民研究フォーラム事務局(info@refugeestudies.jp)までお願いいたします。

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