第9回若手難民研究者奨励賞 授賞式を開催しました(2021年)

若手難民研究者奨励賞

日時:2021年6月26日(土)13:00~14:30
オンライン開催

「若手難民研究者奨励賞」は真如育英会・真如苑のご支援のもと、難民研究フォーラムが事務局となり年1回実施しています。
9回目となる今回は前回に引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、オンラインで開催しました。受賞者のほか、研究者・実務家の皆さま、あわせて17名(事務局含む)にご参加いただきました。

授賞式では、主催する真如育英会・真如苑を代表し、真如苑社会交流部部長代理・八本俊之氏より、開会挨拶が行われました。
その後、選考委員長より、応募者全体の傾向や審査のポイントを示した上で、本年度の受賞者2名の研究計画に対する講評が行われました。

本年度(第9回)の受賞者は、以下のお二人です(所属・肩書は受賞時)。

  • 藤井 広重(フジイ ヒロシゲ)氏
    宇都宮大学地域創生科学研究科・国際学部 助教
    研究テーマ:「国際刑事裁判での証人保護と難民条約除外条項の適用をめぐる課題:国際刑事法と国際難民法との調和に向けて」
  • 梁 英聖(リャン ヨンソン)氏
    一橋大学大学院言語社会研究科特別研究員
    研究テーマ:「難民条約の人権規範と1952年体制のレイシズムとの相克をめぐる一考察」

受賞者対しては、真如苑社会の八本氏より、賞状が授与されました。

*講評はこちらよりご覧いただけます。

受賞者からは、今後取り組んでいく研究の計画が発表されました。各受賞者に対して、専門分野が異なる複数の研究者や実務家から、それぞれの視点で質疑や意見が述べられました。研究計画の段階で、多様な視点からのフィードバックを得ることで、研究をよりよいものにしていくことを期待しています。

閉会にあたっては、当フォーラム世話人会共同代表幹事を務める明治大学名誉教授・中村義幸から受賞者の研究と難民研究全体の発展へ期待が述べられ、授賞式を終了しました。

なお、研究成果は、2022年5月末までに成果論文としてまとめられ、査読を経て、23年3月頃に発刊される『難民研究ジャーナル』第12号に掲載される予定です。

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