掲載:2020年3月5日
更新:2020年8月31日:誤字を訂正し「報告書」を差し替えました。
難民研究フォーラムは、研究会「難民の送還:収容・送還に関する専門部会の議論から考える」を下記のとおり開催しました。
研究会での発表および質疑応答の様子をまとめた報告書を作成しましたので、ぜひご覧ください。
■開催概要
趣旨 2019年10月に設立された法務省の「収容・送還に関する専門部会」では、非正規滞在者の送還の促進や、長期収容の防止を目指した施策の検討が行われています。この議論の対象には難民認定申請中の方が含まれていますが、難民申請者を送還することの危険性や、ノン・ルフ―ルマン原則をはじめとする国際法との関連は、十分に議論されているとは言いがたい状況と考えます。
そこで、本研究会では、専門部会、難民申請者を取り巻く状況、認定制度の課題に関する現状報告を踏まえ、国際法の視点から昨今の入管政策を論じていただくとともに、参加者皆さまの幅広い視点から活発にディスカッションいただき、日本に逃れてきた難民のために制度はどうあるべきかを考えるべく、開催しました。
日時 2020年2月25日(火)18:45~20:45
会場 神田公園区民館 4F洋室A(東京都千代田区)
主催 難民研究フォーラム
プログラム
1. 収容送還専門部会における難民法制の議論(髙橋 済/ヒューマンライツ・ナウ、弁護士)
2. 日本の難民申請者が収容という事態に陥る制度的枠組み(渡邉 彰悟/全国難民弁護団連絡会議代表、弁護士)
3.日本の入管政策におけるノン・ルフールマン原則の実効性と課題: The Making of a Symbiotic Society in Fortress Japan(阿部 浩己/明治学院大学国際学部教授、難民研究フォーラム世話人)
4.質疑応答およびディスカッション
本研究会報告書に関するお問い合わせ
難民研究フォーラム
info@refugeestudies.jp(お問い合わせはメールにてお願いします)
難民研究フォーラムメンバーについて
本研究会は、基本的にメンバーを対象にして、年3~4回程度開催しております。
メンバーへのご関心のある方は、こちらよりご覧ください。