2013年12月13日『難民・移民と社会福祉:アメリカの事例から』

■テーマ:「難民・移民と社会福祉:アメリカの事例から

■報告: 安藤幸氏(米国Widener University)

CIMG5904.JPGのサムネール画像

会場:株式会社現代人文社 会議室 於:四ツ谷


本研究会は、新しくフォーラムメンバーに加入していただいたWidener
University
准教授、安藤幸氏より、フィールドとしている米国ペンシルバニア州フィラデルフィアにおける難民定住支援の現状と難民研究の紹介、および博士論文(「移民の心理社会的適応とそれを取り巻く要因:在米日本人・日系人のデータから」)の概要紹介を行っていただきました。

 

発表では、ペンシルバニア州フィラデルフィアにおける第三国定住難民の受け入れ制度や、各支援団体の支援内容、支援団体間のネットワーキング活動などが紹介されました。また、博士論文の紹介としては、在米日本人・日系人を事例とした移民の心理社会的適応に影響を与える要因などの分析の結果、既存研究で述べられてきた性別や英語運用能力、在米期間が必ずしも日系移民の心理的適応に影響を与えないことを発見したこと、オンライン/オフライン、そして統合型/橋渡し型社会資本(social capital)の相乗作用によって決定されることを簡潔に解説いただきました。

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