第7回 若手難民研究者奨励賞授賞式・報告会を開催しました(2019年)

掲載:2019年7月3日

日時:2019年6月29日(土)13:30~17:30
会場:真如苑友心アネックス(東京都千代田区)

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「若手難民研究者奨励賞」は真如育英会・真如苑のご支援のもと、難民研究フォーラムが事務局となり年一回実施しています。
7回目となる今回は、21名(事務局含む)の研究者・実務家の皆さまにご参加いただきました。バックグラウンドやテーマもそれぞれ異なる参加者間の報告や質疑応答により、難民問題に関する新たな視点を獲得し、理解を深めることにつながりました。

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まず、昨年度(第6回)本賞受賞者のうち2名、岡野英之氏、北岡志織氏に、研究成果をご報告いただきました。

岡野 英之(おかの ひでゆき)氏
近畿大学 総合社会学部・特任講師
成果論文:「避難民・移民支援と武装勢力 ―タイ=ミャンマー国境を越えたシャン人のネットワーク」
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北岡 志織(きたおか しおり)氏
東京大学大学院 総合文化研究科博士課程/日本学術振興会特別研究員
成果論文:「スペクタクルとしての難民演劇――現代ドイツ・ハンブルク公共劇場による難民問題関与に関する一考察」
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また、本年度(第7回)受賞者3名、佐藤 麻理絵 (さとう まりえ)氏、飛内 悠子(とびない ゆうこ)氏、若松 亮太(わかまつ りょうた)氏が、その選考理由とともに発表され、本フォーラム共同代表幹事である阿部浩己先生 (明治学院大学 国際学科 国際法/難民法 教授)より賞状が授与されました。また、それぞれより研究テーマに関する発表および質疑応答がなされました。

*講評はこちらよりご覧いただけます。(*飛内氏はオンラインでのご参加)

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佐藤氏

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若松氏

参加された諸研究者・実務家からは、メディアの観点に力点がある岡野氏の研究、演劇研究に切り口をおいた北岡氏の研究ともに、新しい難民研究の扉を開いているとの評価が述べられ、今後への期待が示されました。
また、今年度3名の受賞者に対しては、成果発表への期待とともに、本奨励の特徴である”For Refugees”という価値志向に注目して研究をしてほしいとのエールが送られ、本報告会・授賞式を終了しました。

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(阿部 浩己先生より総括)

*各ご所属等は掲載日時点

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