※多くの皆さまにご来場いただき、ありがとうございました。本シンポジウムは終了いたしました。開催レポートはこちらです。
シンポジウム テーマ
難民保護の国際潮流を改めて知る 「難民受け入れにおける責任の分担は可能か?」
〜難民に関する国際約束(グローバル・コンパクト)採択へ向けて〜
2011 年のシリア危機以降世界の難民の数は過去最悪を更新し続け、6500 万人を超え
ています。これに対し国際社会としてもより踏み込んだ対応の必要性を認識し、2016
年9 月、国連総会初の難民と移民に関するサミットにてニューヨーク宣言が採択され
ました。同宣言では、世界規模で生じている大規模な人の移動に対する責任を共有する
という政治的意志が表明され、「その地位に関係なく、すべての難民と移民の人権を守る」
ことなど、難民支援の必要性とその強化へ向けて行動していくことが確認されました。
その宣言をより具体的な約束としていくため、難民に関するグローバル・コンパクト(Global Compact on Refugees)についての起草作業が現在始まっています。
伝統的に、難民を守るために主要な役割を果たしてきた国や国際機関に加え、民間組
織や学校、雇用を通じた難民の受入れなど従来の枠組みに加えて新しい解決方法も模
索しながらよりさらなる難民保護のための国際的責任を、より広い人たちと共有してい
こうという試みがなされています。
今年中にも難民に関するグローバル・コンパクトが採択されようとしている今、グローバル・コンパクトの背景、内容を知り、私たち一人ひとりの役割について、日本からできることを考える機会としたいと思います。ぜひ積極的にご参加ください。
基調講演
- 「難民に関するグローバル・コンパクトの採択へ向けて 包括的な難民保護枠組みへの挑戦」
小尾 尚子(国連難民高等弁務官事務所 上級オフィサー)
パネルディスカッションと質疑応答: 「現場からのグローバル・コンパ クトへの期待」
- 人道支援の視点から モシニャガ アンナ(認定 NPO 法人 ジャパン・プラットフォ ーム 助成事業推進部 プログラム・コーディネーター)
- 子どもの保護の視点から 西口 祐子(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパ ン 海外事業部 ミャンマー駐在員)
- 移住者支援の視点から 藤本 伸樹(ヒューライツ大阪 研究員)
モデレーター:藤本 俊明(武蔵野大学准教授・難民研究フォーラム世話人)
概要
日時: 2018年4月21日(土)13時‐17時 (12:30開場)
会場:真如苑 友心院ビル6階 (半蔵門駅地下4番出口直結)
参加費:無料
定員:100 名
申し込み方法:以下のフォームよりお申込みください。
▶ポスターdownload(PDF)